買値と売値
おはようございます!!!
収入がないから必至に家にある売れそうな物を近所のリサイクルショップで売りまくってかき集めたお金でデートをしてきたのですが
恋人にはまだ仕事辞めていま無職なことをまだ言っておらず
しかしながら僕のLINEの返信時間などがどう考えても無職のそれなせいもあり、突然「え、てか仕事やってる?」と聞かれてかなり焦りましたが間一髪でごまかしきった侍です。
ところで皆さんはクレーンゲームやUFOキャッチャーはお好きですか?
僕はこの手のゲームに学生時代にどハマりしており、特に欲しい!というわけでもない流行りのアニメの美少女フィギュアなどを定価の何倍もお金を溶かしてクレーンゲームで獲得することに生きる悦びを感じていました。
何度も申します通り僕はいま無職でございまして、本当にお金がありません。
なのでここ数日は日々金策に励んでいるのですが、その当時たくさん手に入れて満足してしまった押入れの中で大量に見つけた昔ハマっていたアニメのフィギュア達をついに売り捌くことを決意し
他にも大量のアニメグッズと漫画、ゲーム機などを持ってリサイクルショップへ向かいましたが、いやはやブームの去ったアニメのグッズというのはあまりお金にならないもので
これは仮の数字ですが、当時集めるのに10万円かけた代物も特にただのリサイクルショップなどでは全部合わせてもその10分の1にも満たない程度しか帰ってきませんでした。
なんというか本気でビビりますね…熱が冷めてしまった作品を手放す時の虚しさと「俺が今までかけてきたお金はどこへ!?」という気持ち 本気で金に困っているせいで
憎い!!
という感情しかないのですが、残念ながら価値というものは時間が過ぎれば変わってしまうのです。
特にグッズ関連はその当時の自分が注いでいた熱意だとか思い出に対して身勝手な付加価値をつけてしまいがちになりますよね
しかしながらみなさん、ここは冷静にならなければいけません、お金がないからといってなんでもポンポン売るのはやめましょう!
再びブームが来て価値がつくのを待つのです!!!!
それはさておき、実は僕は数年前にもソシャゲで推しキャラを引く課金のために大量の思い出の品を売ったのですが、今回はその思い出の品の中でも「推しへの愛情に狂ってしまっていたとはいえ、なんでこれを売っちゃったんだろう…」という後悔が強い一品をご紹介します。
世代によっては既にこの作品をご存知の方はかなり居るのではないでしょうか?
一時期は京都アニメーションさん制作でちょうど8年くらい前にアニメ化もしていてすごく流行ってましたからね!
え?ちょっと待ってください……
アニメ化したのが8年前!?!?!?!?!?!?!?!?!?!!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
すみません、取り乱して文字数稼ぎが下手くそすぎるラノベ作家みたいなリアクションをしてしまいました。
上記のURLから読める試し読みの範囲で語りますとこの「日常」は
元気。「相生裕子」
ふつう。「長野原みお」
無口な優等生「水上麻衣」
の女子高生3人組を中心にごくごく普通の「日常」を描いた作品になっております
例えば
それはもうごくごく普通の通学中
みお「今日は雨降るって言ってたのに振らないね」
ゆっこ「でもわかんないよ、突然ヒョウとか降ってきたりして!」
そんな他愛もない会話の最中、突然空から降ってきたのは
こけし。
みお「ビックリした…」
ゆっこ「でも人生の中でこけしに当たるなんてなかなかないから、逆についてるかも!」
というプラス思考で乗り切ろうとした直後に鈍い音とともに降ってきたのは
赤べこ。
みお「今度は赤べこが降ってきたよ」
ゆっこ「でも当たったのが生モノじゃなくてよかったよ、不幸中の幸いってヤツだね」
またも炸裂するポジティブシンキング、しかしその鋼のハートを打ち破るべく次に降りかかるのは…
シャケ。
皆さんも通学通勤中にこんな体験したことがあるのではないでしょうか?
これって日常ですよね!
他にもアフロ頭にモヒカンヘアーの男子、背中に大きなネジをつけた女の子など個性豊かで普通すぎるクラスメイトを始めとした学園の中のあらゆるキャラクターたちのそれぞれの交流、時には事件が起きたり、甘い恋をしたり、そんな日常にも目が離せません
僕は中学時代にこの漫画と出会いました。
部活以外ではただのオタクでコミュ障の僕はそれまでクラスでは陰の存在で、周りと馴染めずにいたのですが
ある日この「日常」を読んでいるとクラスの男子に声をかけられました
「何読んでるん?」
僕は極度のコミュ障だったのでその瞬間に明確に死を悟り、震えて心の中で啜り泣きながら黙って漫画を手渡したのですが
僕の覚悟とは裏腹にその友達にこの「日常」がバカウケ、たちまちクラスの男子にこの作品の面白さが伝わりました。
そのことがきっかけで僕にも掛け替えのない友達ができ、またクラスの中で1つの作品に対する共通の話題ができて雰囲気もとても和やかになり、それまでうだつの上がらない学校生活が楽しいと思えるようにもなりました。
クラスメイトの長岡が授業中に読んでいたのが先生にバレて職員室に持っていかれた日常(第5巻)…元気にしてっかなあ……
このように、誰でも楽しめる作品でありまたその作品を通して人と通じ合うこともできる
そんな素晴らしい漫画だと思います。
僕はそれまで読んでいたどの作品とも違う異彩を放ったこの漫画に一気に引き込まれてしまい
今でも自分の描く作品における作風にこのセンスやノリは切っても切れないほどに影響を受けてしまっています。
学校で友達ができない!クラスで俺って浮いてる!?といった方
まだ読んだことがない、気になってはいたよと言う方も
この本を是非読んでみてはいかがでしょう?
この作品を通してあなたの日常が華やかなものになりますよう願います。
僕もこの記事を書いていたらまた読み返したくなったのでそろそろ買い戻しにいこうかなと思います……
話は変わりますが、皆様はヘッドホンやイヤホンにこだわりを持つタイプでしょうか?
僕は全くこだわりません。